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【感想】いやでも物理が面白くなる - 志村史夫

レビュー

SFが大好きな自分はずっと物理を学びたかった。宇宙や時空について詳しくなれたら、SFがもっと楽しめる気がしていた。

そんな期待を込めて購入したのがこの本。

著者は志村史夫さん。御年71歳。優しくおおらかな文章からは、円熟した人格が感じられるようだった。(と20代が評するのも変な感じだけどw

果たして、物理に関する解説もまた、優しく読者に寄り添ってくれるようだった。

光についてはまだ分からないことも多い、とか。著者自身、相対性理論はずっと理解できずにいた、とか。本当のことを書いてくれている感じがあり、文系読者としては非常に好感。

序盤の光や熱、運動に関する章はきっと物理の入門分野なのかな?初心者でも楽しく読むことができた。

終盤の相対性理論については、うん、やっぱり難解だったw さすがに数式も多く登場し、ちょっとだけアレルギーが出てしまった。

これはきっと数学についても学んだ方が良いんだろうなと思わされた。

そんな折に、この本の数学版とも言える本が出版されていると知る…!タイトルは「いやでも数学が面白くなる」。なんてグッドタイミング!ぜひぜひ買ってみようと思う。

あと、章末に関連本が載っているのも良い!それぞれの分野について、もっと詳しく学びたいという意欲にパスを用意してあるのでとても親切。

星評価

★★★★☆

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