日々是書評

書評初心者ですが、宜しくお願いします ^^

[ジャンル] エッセイ

【終活入門エッセイ】父がひとりで死んでいた - 如月サラ

父がひとりで死んでいた 離れて暮らす親のために今できることposted with ヨメレバ如月サラ 日経BP 2021年12月17日頃 レビュー 勝間和代さんが言及していたので気になって買ってみた。 内容はタイトルの通り。東京で編集者として暮らす筆者が、地元で一人で…

【時代の空気感を切り取る】コロナの時代の僕ら - パオロ・ジョルダーノ

コロナの時代の僕らposted with ヨメレバパオロ・ジョルダーノ/飯田 亮介 早川書房 2020年04月24日頃 コロナについて書かれたエッセイと言うことで、気になって買ってみた。筆者はイタリア在住のエッセイストと言うことで、その点も気になってはいた。 エッ…

【和食を初期化する】一汁一菜でよいという提案 - 土井善晴

一汁一菜でよいという提案posted with ヨメレバ土井 善晴 新潮社 2021年10月28日頃 レビュー 以前「くらしのための料理学」を読んで、土井善晴さんに興味を持った。 というか、思いっきり影響を受けているw お盆を買ってみたり、布巾でサッとテーブルを「清…

【わがまま老人エッセイ】九十歳。何がめでたい - 佐藤愛子

増補版 九十歳。何がめでたいposted with ヨメレバ佐藤 愛子 小学館 2021年08月06日 レビュー オーディオブックで無料公開されていたので、試しに読んでみた。 この書籍は書店で見かけたことがあり、90歳の人の描く文章かぁ、面白そうだなぁとは思っていた。…

【人生観・社会生活観】フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか - 堀内都喜子

フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのかposted with ヨメレバ堀内 都喜子 ポプラ社 2020年01月10日頃 レビュー audiobook.jp で人気ランキングに入っていたので聴いてみた。レビューを見ると、そもそも紙の本の時点で結構売れてたらしい。 まず、タ…

【パートナーシップの築き方】二人で生きる技術 - 大塚隆史

二人で生きる技術posted with ヨメレバ大塚隆史 ポット出版 2009年10月 書評 新宿3丁目の「タックスノット」というゲイバーを営む、大塚隆史さんによる書籍。 内容は、筆者の半生を語った自叙伝であり、なおかつパートナーシップに関する持論を展開していく…

【エッセイ】本音の置き場所 - バービー

本音の置き場所posted with ヨメレババービー 講談社 2020年11月06日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 個人的に女性芸人と呼ばれる人たちは好きで、なかでもバービーは特に好き。そんな彼女が書いたエッセイなのだから、読まないわけにはいかな…

【ネガティブフリーダムからポジティブフリーダムへ】自由への手紙 - オードリー・タン

オードリー・タン 自由への手紙posted with ヨメレバオードリー・タン/クーリエ・ジャポン編集チーム 講談社 2020年11月19日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 台湾におけるコロナ対策のキーパーソンとして、一躍有名になった感のあるオードリー…

【自分を好きになる、他人に寛容になる】私とは何かーー「個人」から「分人」へ - 平野啓一郎

私とは何かーー「個人」から「分人」へposted with ヨメレバ平野 啓一郎 講談社 2012年09月14日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 平野啓一郎さんを読むのはこれで2度目。1冊目は「マチネの終わりに」だった。なので、エッセイを読むのは初めて…

【ゆっくりと生きる人生がもたらす温かみ】阿佐谷姉妹ののほほんふたり暮らし - 阿佐谷姉妹

阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らしposted with ヨメレバ阿佐ヶ谷姉妹 幻冬舎 2020年02月06日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 言わずと知れた阿佐谷姉妹が書く、日常的エッセイとのことで。気になったので手に取ってみた。 存外よかった。 2人…

【ただちに生きよ】生の短さについて - セネカ

生の短さについて 他二篇posted with ヨメレバセネカ/大西 英文 岩波書店 2010年03月16日頃 楽天ブックスAmazonKindle レビュー ブクログで見かけて気になったので購入。 セネカは古代ローマ時代の哲学者。高校世界史で学んだのが懐かしい。 本書は「生の短…

【先人の生き様に学ぶ】少しだけ、無理をして生きる - 城山三郎

少しだけ、無理をして生きるposted with ヨメレバ城山三郎 新潮社 2012年08月 楽天ブックスAmazonKindle レビュー 本書のタイトルは「少しだけ、無理をして生きる」。少しだけ、気になるタイトルだ。筆者のことを全く知らないこともあり、興味を持って手にと…

【先輩ゲイからのエール】まずは、ゲイの友だちをつくりなさい - 松中権

総評 「LGBT初級講座」と銘打った本書。1人のゲイ当事者として手にとってみた。 「LGBT」とは言え筆者はゲイであり、ゲイの視点が多い。しかし杉野文野さんというトランスジェンダーの友人の話が度々登場する。文中では杉野文野さんの書籍が紹介されており、…

【きっと世界がちがって見える】生き物の死にざま - 稲垣栄洋

総括 ブクログでの前評判、内表紙の「限られた命を懸命に生きる姿が胸を打つエッセイ」という一文、草思社という初めて聞く社名。全てがときめきを加速させる。名作の予感を持ちながら、ページをめくり始めた。 文章が無駄なく、それでいてみずみずしさを感…

【人生の再構築】ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。 - 幡野広志

ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。posted with ヨメレバ幡野 広志 ポプラ社 2019年05月28日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー がん患者である幡野広志さんが書かれたエッセイ。命について、家族について、人生について、丁寧に描…

【ひとりが寂しいと感じたら】孤独と不安のレッスン - 鴻上尚史

孤独と不安のレッスンposted with ヨメレバ鴻上尚史 大和書房 2011年02月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 鴻上尚史さんと言えば、ネット上の人生相談の名回答者としてよく話題になる。気になる人物ではあった。そんな折りに、ブクログで見かけた…

【きっと明日からまた優しくなれる】ボクの彼氏はどこにいる? - 石川大我

ボクの彼氏はどこにいる?posted with ヨメレバ石川 大我 講談社 2009年03月13日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー この本の単行本が出版されたのが2002年のこと。自分はまだ11歳だった。 「ボクの彼氏はどこにいる」 なんてシンプルで分かりやす…

【書くための考え方】読みたいことを、書けばいい。 - 田中泰延

読みたいことを、書けばいい。posted with ヨメレバ田中 泰延 ダイヤモンド社 2019年06月14日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 「読みたいことを書けばいい」 このタイトルを聴いた時、ブロガーとしてはワクワクしたのを覚えている。 自分のライ…

【対談本】愛と欲望の雑談 - 雨宮まみ 岸政彦

レビュー 対談本というものを初めて読んだ。 対談に臨むのは、エッセイストの雨宮まみと社会学者の岸政彦。 僕は雨宮まみが大好きで、そのネームバリューだけでこの本を購入したようなもの笑 だけど対談本だから話し口調なのだ。雨宮まみのいつもの研ぎ澄ま…

【書評】東京を生きる - 雨宮まみ

東京を生きるposted with ヨメレバ雨宮まみ 大和書房 2015年04月 楽天ブックスAmazonKindle レビュー 東京の大学に進学した時。東京で一人暮らしを始めた時。東京の会社で働き始めた時。 その度に一度は胸が高鳴った。 けれど、僕らの日常というのは、油断す…

【ゲイコラムの元祖?!】行動学入門 - 三島由紀夫

行動学入門 (文春文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1974/10/25メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 33回この商品を含むブログ (32件) を見る 若者よ、モヤシのようなインテリになるな! 行動の美を追求すべし。行動は肉体の芸術である。…

【Youtuber 書籍化】ウチら棺桶まで永遠のランウェイ - kemio

ウチら棺桶まで永遠のランウェイ作者: kemio出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2019/04/18メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 毎日が「口から文化祭」状態! SNSやYouTubeの発信にとどまらず、歌手、モデルとしても活躍。 独自のボキャブラリーや、…