LGBT小説
二人で生きる技術posted with ヨメレバ大塚隆史 ポット出版 2009年10月 書評 新宿3丁目の「タックスノット」というゲイバーを営む、大塚隆史さんによる書籍。 内容は、筆者の半生を語った自叙伝であり、なおかつパートナーシップに関する持論を展開していく…
デッドラインposted with ヨメレバ千葉 雅也 新潮社 2019年11月27日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle 総評 ところどころ、難解な小説だった。と感じるのは、自分に哲学の素養がないからかもしれない。 この小説は哲学を専攻するゲイの大学院生を主人公とす…
総評 「LGBT初級講座」と銘打った本書。1人のゲイ当事者として手にとってみた。 「LGBT」とは言え筆者はゲイであり、ゲイの視点が多い。しかし杉野文野さんというトランスジェンダーの友人の話が度々登場する。文中では杉野文野さんの書籍が紹介されており、…
ボクの彼氏はどこにいる?posted with ヨメレバ石川 大我 講談社 2009年03月13日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー この本の単行本が出版されたのが2002年のこと。自分はまだ11歳だった。 「ボクの彼氏はどこにいる」 なんてシンプルで分かりやす…
ティファニーで朝食をposted with ヨメレバトルーマン・カポーティ/村上春樹 新潮社 2008年12月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー ティファニーで朝食を。自分の中では「名前は知っているけど読んだことは無い本ランキング」ナンバーワン!w 「人…
レビュー この本にはタイトルの通り、50人の人々が登場する。 (実際には51人だけど。作者がつい書きすぎてしまったらしいw 登場人物は、韓国人もいれば、そうでない人も登場する。 男性も女性も、子どもも年寄りも、ゲイもレズビアンも登場する。 共通点と…
レビュー この作者の悲しみの雰囲気づくりは何なんだろう。少しだけ癖になりそう。 ハッキリと書くことなく、ジワリと滲ませる感じ。 表題作の「夏の約束」について。 MtFの美容師がひょんなことから入院することになる。 友人らがお見舞いに行くと、同じ病…
レビュー 早紀と倫理委員会の長が接触することで、世界の真相がまた一段明るみになった。 ようやく悪鬼と業魔に関する説明が為された。 こんな風に、中巻では子どもと大人の世界が少しずつ繋がっていく感じがあった。(そして大人の都合によって、子どもたち…
ベルリンは晴れているか (単行本)作者: 深緑野分出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2018/09/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 総統の自死、戦勝国による侵略、敗戦。何もかもが傷ついた街で少女と泥棒は何を見るのか。 1945年7月。ナチ…
キャロル (河出文庫)作者: パトリシアハイスミス,Patricia Highsmith,柿沼瑛子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/12/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (32件) を見る クリスマス商戦のさ中、デパートのおもちゃ売り場でアルバイトをする十九歳…
ロマンシエ (小学館文庫)作者: 原田マハ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2019/02/06メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 政治家を父に持つアーティストの卵・遠明寺美智之輔は、恋愛対象が同性の乙女な男子。同級生の高瀬君への恋心を秘めたまま、日本…