2020-01-01から1年間の記事一覧
オードリー・タン 自由への手紙posted with ヨメレバオードリー・タン/クーリエ・ジャポン編集チーム 講談社 2020年11月19日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 台湾におけるコロナ対策のキーパーソンとして、一躍有名になった感のあるオードリー…
私とは何かーー「個人」から「分人」へposted with ヨメレバ平野 啓一郎 講談社 2012年09月14日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 平野啓一郎さんを読むのはこれで2度目。1冊目は「マチネの終わりに」だった。なので、エッセイを読むのは初めて…
誰のためのデザイン?増補・改訂版posted with ヨメレバドナルド・A.ノーマン/岡本明 新曜社 2015年04月 楽天ブックスAmazonKindle 総評 扱うテーマはまず、デザインそのものについて。良いデザイン、悪いデザインについて説かれる。 「アフォーダンス、シ…
未来の年表 人口減少日本でこれから起きることposted with ヨメレバ河合 雅司 講談社 2017年06月14日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー ブクログで見かけて気になったので購入。 人口減少と言えば、もちろん大きな社会問題。しかし本書は、それ…
老人と宇宙(そら)posted with ヨメレバジョン・スコルジー/内田昌之 早川書房 2007年02月28日頃 楽天ブックスAmazonKindle レビュー 老人と宇宙(そら)。タイトルは知っていてずっと気になっていたけど、ついに手に取ってみた。 やはり必読書として挙げら…
総理の影posted with ヨメレバ森 功 小学館 2016年08月24日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 2020年、安倍晋三の退任により、暫定首相として菅義偉がその座についた。 平成生まれの自分は、菅義偉という人物について、あまり多くを知らない。と…
象られた力posted with ヨメレバ飛浩隆 早川書房 2004年09月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 飛浩隆を読むのはこれが初めてとなる。本作は、表題作の「象られた力」を含む4篇からなる作品。レビューの評価が高く、初めて読むのには最適かとも思…
真夜中の子供たち(上)posted with ヨメレバサルマン・ラシュディ/寺門 泰彦 岩波書店 2020年05月19日頃 楽天ブックスAmazonKindle レビュー ブクログでフォローしている人が絶賛していたので、気になって買ってみた。 実際に購入してみると、帯コメントま…
I’m sorry,mama.posted with ヨメレバ桐野夏生 集英社 2007年11月25日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー いつか誰かにオススメされた本。それが桐野夏生の「I'm sorry, mama.」だった。 しかし、自分は「グロテスク」から読んだ。そして「OUT…
阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らしposted with ヨメレバ阿佐ヶ谷姉妹 幻冬舎 2020年02月06日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 言わずと知れた阿佐谷姉妹が書く、日常的エッセイとのことで。気になったので手に取ってみた。 存外よかった。 2人…
黒い雨改版posted with ヨメレバ井伏鱒二 新潮社 2003年05月 楽天ブックスAmazonKindle 2020年8月、「黒い雨」訴訟のニュースを目にした。原爆関連のニュースであることは分かるものの、自分はそれ以上に詳しいことを知らない。 そこで本作、黒い雨を手に取…
復活の日posted with ヨメレバ小松 左京 KADOKAWA 2018年08月24日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 2020年、コロナウイルスが世界を席巻した。そこで話題になったのがウイルスの流行を題材とする本作。 脅威の死亡率を持つ謎のウイルスが世界に…
沖縄から貧困がなくならない本当の理由posted with ヨメレバ樋口耕太郎 光文社 2020年06月17日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 多くの日本人がそうであるように、自分もまた沖縄に対して好印象を持っていた。それは「なんとなく」の好印象で、…
お酒の経済学posted with ヨメレバ都留 康 中央公論新社 2020年07月21日頃 楽天ブックスAmazonKindle レビュー お酒の経済学。大学で経済系を専攻し、そしてお酒が好きな自分にとっては、なんとも気になるタイトルである。 内容については、予想していたより…
相模原障害者殺傷事件posted with ヨメレバ朝日新聞取材班 朝日新聞出版 2020年07月07日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 本書が取り扱うのは、2016年に相模原市で起きた殺傷事件。書き手は朝日新聞の記者ら。 生産性と生命に関する話題が絶え…
悪人 新装版posted with ヨメレバ吉田修一 朝日新聞出版 2018年07月06日頃 楽天ブックスAmazonKindle レビュー 正直、救いのない話だと思う。 この小説の中で(僕にとっての)悪人は不当に殺されてしまった。あるいは、裁かれずに野放しになっている。 そし…
コロナ後の世界posted with ヨメレバジャレド・ダイアモンド/ポール・クルーグマン 文藝春秋 2020年07月20日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー コロナ禍という切り口で、6人の知識人が持論を展開する。 「ライフ・シフト」のリンダ・グラットン …
潮騒改版posted with ヨメレバ三島由紀夫 新潮社 2005年10月 楽天ブックスAmazonKindle レビュー 三島由紀夫を読むのはこれで5冊目になる。 1冊目は言わずとしれた「仮面の告白」。正直、詳細な内容は忘れてしまった。 2冊目は「行動学入門」。エッセイのよ…
三体2 黒暗森林 下posted with ヨメレバ劉 慈欣/大森 望 早川書房 2020年06月18日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 三体Ⅱ 暗黒森林の下巻。 上巻に続き、面壁計画が進行している。しかし破壁者は執拗で、人類は依然として劣勢。羅輯とハインズ…
三体2 黒暗森林 上posted with ヨメレバ劉 慈欣/大森 望 早川書房 2020年06月18日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 前作のメインキャラクタであった葉文潔がいきなりプロローグで登場。羅輯という男性に「宇宙社会学を研究しなさい」というアド…
生の短さについて 他二篇posted with ヨメレバセネカ/大西 英文 岩波書店 2010年03月16日頃 楽天ブックスAmazonKindle レビュー ブクログで見かけて気になったので購入。 セネカは古代ローマ時代の哲学者。高校世界史で学んだのが懐かしい。 本書は「生の短…
すばらしい新世界〔新訳版〕posted with ヨメレバオルダス・ハクスリー/大森 望 早川書房 2017年01月07日頃 楽天ブックスAmazonKindle レビュー ジョージ・オーウェルの「1984年」と並び、ディストピア小説の祖とされる「すばらしい新世界」。ついに読むこと…
天地明察(下)posted with ヨメレバ冲方丁 角川書店 2012年05月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 天地明察の上巻は、春海の成長ストーリーの様相を呈した。下巻はどちらかと言えば、暦の制定プロジェクトがメインになってくる。 暦の制定プロジ…
イーロン・マスク 未来を創る男posted with ヨメレバアシュリー・バンス/斎藤 栄一郎 講談社 2015年09月16日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle 総評 おそらく多くの日本人がそうであるように、自分もまた、イーロン・マスクを若手起業家か何かかと思って…
下流の宴posted with ヨメレバ林 真理子 文藝春秋 2013年01月04日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー この小説では、2つの世界が交互に描かれる。 1つが「福原家」。自称、中流家庭。教育ママの由美子を中心にして、ちょっとズレたところがある人…
虐殺器官新版posted with ヨメレバ伊藤計劃 早川書房 2014年08月 楽天ブックスAmazonKindle レビュー まず、海外ドラマっぽさを感じた。アクションあり、ミステリーあり、そしてSFあり。1冊の娯楽小説として、安心してその展開に身を委ねることができる。 構…
私をくいとめてposted with ヨメレバ綿矢りさ 朝日新聞出版 2020年02月07日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 読書家を名乗っている割に、自分が綿矢りさを初めて読んだのは2018年のこと。だいぶ遅い。 初めて手に取ったのが「勝手にふるえてろ」…
不夜城posted with ヨメレバ馳星周 角川書店 1998年04月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 久しぶりに夢中になれる本が読みたくなった。深く没頭して、気づいたら残り30ページになっているような、そんな本が読みたくなった。 そこで手に取ったの…
母の記憶にposted with ヨメレバケン・リュウ/古沢 嘉通 早川書房 2019年05月23日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle 総評 ケンリュウ3作目のSF短編集。大いに期待しながら読んだ。 SF短編集として扱うテーマは手広い。 時間旅行、異星の古代文化、戦争マシ…
下町ロケットposted with ヨメレバ池井戸 潤 小学館 2013年12月21日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 読書家を名乗っている割りに、自分は池井戸潤を読んだことがなかった。 もちろん、池井戸潤の名前は知っていたし、ドラマ化や映画化するほど人…