レビュー
ブクログでフォローしている人が絶賛していたので、気になって買ってみた。
実際に購入してみると、帯コメントまでもが絶賛している。
刊行当時「『百年の孤独』以来の衝撃」とも言われた、20世紀小説を代表する一作
なるほど、20世紀小説を代表する一作…。これはすごそうだと、期待値が跳ね上がる。
しかし読み始めると大きな違和感が。話の世界観に入っていけない。
自分の知識不足だろうか。当時のインドの情勢を知っておかないと楽しめないのだろうか。
よく分からない世界観の中で、よく分からない話が進んでいくという。そのような感覚を持った。しかもやたら冗長で、翻訳された文章にも魅力的な部分はなかった。
ああ、ブッカー賞ってこういう感じだよなと。読み始めてから思い出す。
150ページほど読んでみたものの、ただ苦痛でしかなかったため、読むのを断念。端的に言うと、何が面白いのか一切分からなかった。
上下巻とのことで、我慢して読み進めれば何か見えたのかもしれない。下巻からは面白かったのかもしれない。けれど、上巻の150ページでさえ苦痛なのだから、個人的にはそれは期待しなかった。
星評価
★★☆☆☆