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【人生を前向きに!感動のベストセラー】十二番目の天使 - オグ・マンディーノ

十二番目の天使

十二番目の天使

仕事で認められ、家族にもめぐまれ、人生の最高潮のときを迎えていたジョンに、ある日突然、愛する妻と一人息子を事故で失うという悲劇が襲う。

ひとりぼっちになった彼はその日から生きる気力をなくし、自殺を考える。

そんな彼に親友ビルはリトルリーグの監督を依頼する。

それは彼を立ち直らせたいと願う親友ができる精一杯のことだった。

そのチームがかつて自分もプレーしていたことがある「エンジェルズ」であると知り、彼は監督を引き受けることにする。

彼が率いる「エンジェルズ」には、ヘマばかりする一人の小さな少年ティモシーがいた。

ボールは取れない。ヒットも打てない。まったくチームのお荷物であった。

しかしジョンはその少年ティモシーが気になってしかたがない。

息子にそっくりだったからだ。

ティモシーはへたくそなのに、逃げ出すことなく必死にプレーを続ける。

いつも精一杯走り、精一杯バットを振る。

いつしかティモシーの「うまくなりたい」「あきらめない」という純真無垢な気持ちが、チーム全体の雰囲気を変えていく。

チームはひとつになり、ついには決勝戦まで突き進むことになる。

ジョンはティモシーとのふれあいで次第に生きる勇気を取り戻しつつあった。

でもそんなティモシーには絶対人に知られたくない秘密があった・・・

レビュー

良くも悪くもシンプルで分かりやすい内容。 分かりやすい挫折に、分かりやすい再挑戦、そして分かりやすいフィナーレ。

だけど、なんだかんだ終盤では引き込まれてグッと来てしまった。作者の思惑通り…。 泣くほどではないけど、「毎日を今よりも大事にして過ごそう!」くらいの気持ちにはなったかな。

小説的なものを期待してはいけない類の本なのかも。 この本において、物語はあくまでポジティブパワーの媒体でしかないのかもしれない。

あと、元々の文章がそうなのか、翻訳の仕方なのか、文章が機械的で単調だと思った。

星評価

★★★★☆

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