レビュー
ベストセラーだし、おそらく良い本なのだと思う。運動についてはその良さがだいぶわかってきているし、時流に乗った本でもあると思う。
しかし、内容が冗長すぎる…。「○○州の✕✕さんは体型に自信がなく、これまで運動してこなかった」というエピソードがたくさん挿入される。それも5人や10人ではなく、数十人のエピソードが登場する。 それらは似通っていて個性に乏しいので、正直記憶に残らないというか、なぜわざわざ入れるのか理解が難しい。
こういうテイストの本であると言われればそれまでなんだけど、まぁ自分の好みに合わなかったと言う事なんだと思う。筆者の本を読むのはこれで2冊目だが、 前作も同様のスタイルだったように思う。多分この人の作風なんだと思う。
運動について知りたければもっとすっきりまとまった新書や専門書を読むことをお勧めするし、 具体的なエピソードが知りたければノンフィクションのリハビリストーリーなどを読めばいいと思う。正直に言うと中途半端な一冊だったなぁと言う感想になる。